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空き家を相続したら、最初の3ヶ月で整えたいこと

2026.01.22 / コラム

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コラム

実家や親族の家を空き家として相続したとき、最初の3ヶ月でやっておきたい現状把握と判断材料の準備を、実務の観点でまとめました。

相続によって空き家を引き継いだとき、すぐに「売る」「貸す」「住む」を決める必要はありません。むしろ、判断を急ぐと選択肢を狭めてしまうことがあります。最初の3ヶ月でやっておきたいのは、判断材料の準備と、放置によるリスクの抑制です。

1ヶ月目:登記・権利関係の確認

最初に確認したいのは、登記簿の現状です。

  • 登記名義は誰になっているか(被相続人のままか、すでに変更されているか)
  • 抵当権・借地権・地役権など、権利関係に何が乗っているか
  • 共有名義の場合、共有者全員の連絡先は把握できているか

相続登記は2024年4月から義務化されており、相続発生から3年以内の登記が求められます。期限を意識して、早めに司法書士と相談を始めるのがおすすめです。

1〜2ヶ月目:現地状況の確認と維持管理

登記と並行して、物件の現状を確認します。

  • 通水・通電のチェック(長期間止まっていると、再開時に故障が出やすい)
  • 雨漏り・カビ・害獣の有無
  • 庭木・雑草の状況
  • 近隣との境界・越境の状況
  • 玄関・郵便受けの管理(不在感を出さない工夫)

放置された空き家は、特定空家等として行政から指導を受けるリスクがあります。固定資産税の住宅用地特例が外れると、税負担が大きく増えるため、放置のコストは想像以上に大きいことがあります。

最低限、月1回程度の通気・確認、庭木の剪定、郵便物の処理を続けるだけでも、家屋の劣化と近隣との関係悪化を防げます。

2〜3ヶ月目:選択肢の比較材料を集める

3つの基本的な選択肢それぞれの、判断材料を集めます。

売る

  • エリアの取引相場(路線価、近隣の成約事例)
  • 解体が必要かどうか、解体費用の概算
  • 残置物の整理費用

貸す

  • 賃貸需要の有無と賃料相場
  • リフォーム必要箇所と概算
  • 管理委託の選択肢

住む(自分で、または親族が)

  • 住むために必要なリフォームと費用
  • 通勤・通学等の生活適合性
  • 維持管理コスト(固定資産税、修繕積立、保険等)

3つを並列に比較できる状態にしてから判断するのが、後悔の少ない進め方です。

3ヶ月目以降の方向性

3ヶ月の準備を終えた段階で、ご家族の状況、地域の市況、ご自身のキャパシティを踏まえて、方向性を決定します。決めきれない場合は、現状維持(適切な維持管理を続ける)も選択肢です。判断を保留するコストと、放置のリスクを天秤にかけて、納得のいくタイミングまで待つことができます。

一人で抱え込まない

空き家の相続は、登記、税務、現地管理、近隣関係、家族間の合意形成など、論点が多岐にわたります。一人で抱え込むと、判断が遅れて選択肢が狭まりがちです。

Figoでは、空き家を相続された方の最初の現状整理から、選択肢の比較、実行までを伴走しています。ご相談はお問い合わせより承ります。

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