入居者、近隣、取引先に知られずに一棟を売りたい。ポータルサイトに載せない「未公開売却」の仕組みと、価格とのバランス、進め方を解説します。
なぜ知られたくないのか
一棟の売却では、「売りに出していることを周りに知られたくない」という要望が非常に多くあります。理由はさまざまです。
- 入居者に不安を与えたくない(退去や問い合わせが増える)
- 管理会社や取引先との関係に影響させたくない
- 近隣や同業に売却の事情を知られたくない
- 資産の動きをオープンにしたくない
こうした場合に取るのが、ポータルサイトや現地看板を使わない未公開売却です。
未公開売却の仕組み
通常の売却では、物件情報をポータルサイトに掲載したり、レインズ(不動産会社間の情報網)に広く登録したりして、多くの買い手の目に触れさせます。未公開売却では、これを行いません。代わりに、不動産会社が付き合いのある買主候補(投資家・事業会社・不動産会社)に、個別に直接持ち込みます。
- ポータルサイトに載せない
- 現地に売却看板を立てない
- 販売図面に室内写真や特定できる情報を載せない
- 買主候補を絞って個別に打診する
これにより、入居者・近隣・取引先に知られずに売却を進められます。入居者への通知は、売買が決まった後の必要なタイミングだけです。
価格とのトレードオフを理解する
未公開売却の注意点は、買い手の母数が減ることです。広く公開すれば競争で価格が上がりやすい一方、未公開は限られた買主候補の中で決まります。そのため、「秘密を守ること」と「価格を最大化すること」は、ある程度トレードオフの関係になります。
ただし一棟収益の買主は、そもそも投資家や事業者に限られており、良い買主候補を多く抱える会社であれば、未公開でも十分な価格で決まることは多くあります。要は、どれだけ確度の高い買主リストを持っているかで結果が変わります。
進め方
1. 未公開で進めたい旨と、その理由(何を・誰に知られたくないか)を最初に共有する 2. 価格と秘密のどちらをどこまで優先するか、方針をすり合わせる 3. 買主候補に個別に打診し、条件を引き出す 4. 契約・決済後に、必要な範囲だけ入居者・管理会社へ通知する
Figoは、入居者や近隣に知られずに進める未公開売却に対応しています。買主候補への直接持ち込みで、静かに売却を進めたい方はご相談ください。詳しくは一棟収益不動産の売却をご覧ください。
